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相次ぐフードテロ事件。 いまや、メディアが中国食品を取り上げない日はないといっとても過言ではありません。先日も、ニチレイフーズが中国の食品会社から輸入した冷凍インゲンから農薬が検出されたとして世間を賑わせました。ニチレイフーズの社長が「中国との取引はやめない」と発言したことから、インターネットではニチレイフーズを非難する消費者が続出。不買運動を呼びかける声も上がっています。
そうした中、加藤 鉱が昨今の「フードテロ」事件について、問題の真相はどこにあるのか、どこを調査すべきかを分析します。
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ニチレイフーズの冷凍インゲン事件に続き、三井物産の自主検査で、大連韓偉食品から輸入した乾燥全卵のなかからメラミンが検出されました。健康被害が生じる危険はないらしいけれど、ここまでくるとだれも信用などしていないでしょうね。
よくよく調べてみると、冷凍インゲン事件と今年一月に起きた冷凍餃子事件にはいくつかの共通項があります。まず、前者を出荷した山東省の煙台北海食品、後者を出荷した河北省の天洋食品、ともに生産設備はかなりのレベルにあることです。
信じられないかもしれませんが、「日本の一流と呼ばれる食品会社のほうが、衛生管理面で劣っている」ともらす食品関係者は驚くほど多い。私も山東省の加工食品工場を見学したときに、あまりの厳重さに愕然とした経験があります。監視カメラもそこらじゅうに設置されていました。しかし、それでも異物混入の可能性はゼロではありません。
もう一つの共通項は、日中双方が自主検査がきちんとなされたと主張していることです。
今回の新聞発表では、煙台北海食品側はすべてのロットからサンプル抽出し、農薬残留を確認しているらしく、ニチレイフーズ側は自主検査を四度行なったとあります。
私が知りたいのは、ニチレイフーズ側が煙台北海食品側のチェックに対して、どのように相手にプレッシャーをかけていたかです。これが日系企業はまちまちなのではないでしょうか。とりわけ地方政府の幹部が経営者となっている国有企業あがりの食品企業の検査意識(体制が整っている意味がない)には問題があり、結局、長いものにはまかれろ式で終わってしまっている日系企業が多いようです。おそらくこれが現実でしょうね。なんでここを新聞は突かないかなあ。
ある日系メーカーの牽制は執拗で出荷側の責任者を毎回怒らせるほどだと聞いています。異物混入は一〇〇%防げないのが現実ならば、せめてそうさせない、させにくい牽制機能をどう高めていくか。それしかないでしょう。
加工食品の産地を中国から他国へ乗り換える動きが加速していますが、そこでも再度同じことが繰り返えされないという保証はどこにもありません。
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こうした問題がことさら大きく取り沙汰される原因として、中国という国そのものに対する不信感があるでしょう。情報統制、反日運動、チベット問題等の問題が山積みで、これで信頼しろという方が難しい状況であるのは充分理解できます。
「日本人なら何をしてもいい」、「中国だから信頼できない」といった相互不信に基く部分からこうした問題が多発しているのだとしたら、その根は相当に深いものだと言わざるを得ません。(編集部)
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