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大震災の爪痕 ~報道されない災害の闇~

前回の「四川大地震 ~炎上するブログと競り合うテレビ局~」 に対する、加藤 鉱からのコメントです。

北京五輪が三ヵ月後に迫っているときに、中国は四川大地震に見舞われた。聖火リレーは三日間中止され、中国の人々は喪に服した。あまり日本のメディアからは伝わってきませんが、絶対数の足りない救援物資をめぐり被災者たちが強奪を繰り返しているようです。

「もらえる人は何度ももらえ、弱い自分たちに割り当てはこない。だから、こうするしかない」という声が聞こえてきました。ひょっとしたら、こんな緊急時にさえ、農村戸籍と都市戸籍で差別を受けている人たちがいるかもしれないなと直感しました。

五輪開催前の大地震には、思い当たるフシがあります。日本も、東京五輪の前に同じような目に遭っているのです。昭和三九年(一九六四年)六月十六日午後一時に新潟を襲ったM 7.5、震度6の新潟地震です。私も子供だったとはいえ、テレビ画面を通じて、悲惨な被災現場の様子がいまだに目に焼き付いています。当時珍しかった鉄筋五階建ての真新しい団地がそのままの形で横倒しになっていました。

ちょうど十月の東京五輪開催に合わせて、新幹線や高速道路の建設ラッシュで日本中が沸いていたときの災厄だったのですが、まるでいまの中国の姿と二重写しに見えて仕方がありません。

「有頂天のなかの悲劇」という経験を日本と中国は共有したのだと私は思っています。悲しい経験を共有したことを、今後の日中関係に生かすべきでしょうし、まだまだ日本が中国に教えられることは多いはずです。まずは、現地に着いた医療チームの活躍に期待しています。

2008/05/21 06:26:29      | 編集部 | Comments (0) | Trackbacks (0)
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