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「さざなみ」の如く ~密やかな交流~

2007年11月、中国の軍艦が来日し、隊員同士が交流を深めた一件から数ヶ月・・・今度は、日本の護衛艦が中国に向けて出立することとなりました。
四川大地震の救援物資を輸送するためとのことですが、以前なら即刻「軍国主義の象徴だ」という声が飛んできたはず。北京オリンピックを目前に控えた今、中国政府は諸外国との友好ムードをことさらアピールしているようにも思えます。

それに対し、香港で発行されている中国寄り新聞『大公報』は、アメリカがこうした日中軍事交流を快く思っていないのではないかと指摘しています。

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アメリカに配慮しての控えめな出港

2008年6月24日

【大公ネットニュース】

6月19日、日本の海上自衛隊は広島県呉市の軍港で護衛艦「さざなみ」の出航を見送った。国際先駆導報に基いて原稿を書いた張石の報道によると、戦後60数年来、今回日本の自衛隊の軍艦が初めて中国を訪問することになるという。しかし意外にも、6月19日に行われた「さざなみ」号の出発は、むしろ「寂寞な」ものであったように思える。

「さざなみ」が在籍する母港、広島県呉市の軍港では、ただ10分程度のの簡単な送別式を開催するに留まり、歓送していた者は「さざなみ」の所属する「第4護衛隊群」の隊員たちのみであった。東京の外国記者たちも、「さざなみ」出港のニュースを事前に受け取っていなかったという。
それについて、防衛省の国際広報室の秋吉氏は本紙記者に対し、こう語っている。
「今回は広島の呉港から出発したが、そこは訪問するのには不便な場所であるため、すぐに通知はしなかった」

このニュースに対し、日本の各誌は「非常に冷静」であった。五大新聞(『読売新聞』、『朝日新聞』、『毎日新聞』、『日本経済新聞』、『産経新聞』』)のうち、ただ『読売新聞』と『日本経済新聞』だけがさほど重要でない位置に、きわめて小さく報道したのみであり、その他の新聞では取り上げていなかった。

日本側はこのように控え目であったが、一般的には、以前の段階で「軍事問題の波風」が中国のインターネット利用者の反発を引き起こしたことと無関係ではない、と認識されている。前回の騒ぎ以降、日本防衛省の石破茂氏はただ「淡々と日中の軍事交流を進める」ことを提唱しており、今回の「さざなみ」出港は「さらに淡々とした」ものであった。

しかしながら、その中にも更に深い原因がある。それはアメリカという要素である。ある匿名の日本専門家が『国際先駆導報』に応えたところによると、「日本政府とある政治家は、こうした機会を借りて日中軍事を交流を前向きにすすめたいとしているが、それがアメリカ側の不満を引き起こしている。アメリカは日中間の軍事交流が盛んになることを快く思っていないからだ」

去年11月に行われた中国軍艦による訪日の日程において、日本側は元々は中国側の将校に横須賀の海上自衛隊の基地内に着くように手配し、昔インド洋に派遣され米国を支援していた軍艦「霧島」を参観させようとした。ところが、予想外に米国がそれを抗議したので、やむを得ず、予定を急遽変更せねばならなかった。中国の将兵にはちょうどインド洋から帰還したばかりの補給艦「ときわ」を見学させた。

今回の訪問において、日本側は横須賀港から遠く離れた母港から、「たかなみ」級の駆逐艦を訪中させることを選択したわけだが、記者たちは、横須賀基地において「日中軍事交流が米軍に不快感を与える」事情とある程度関係があるということを察知していた。

首都圏内にある横須賀港から、軍艦が出航して中国を訪問することは必然的に多くの日本及び海外のメディアを刺激するだろう。
しかし、日本側はあまりにも米国の不満を引き起こすことを憂慮し過ぎているように思える。最後の「控えめな出航」はまさにアメリカへのアピールであったということだ。

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アメリカにとって、中国の軍事力が増大することは決して望ましいことではないでしょうが、
板ばさみにされ、どちらの顔色も窺わなければならないのが日本というわけです。
次回、加藤 鉱からのコメントです。お楽しみに!!!

2008/06/26 04:09:01      | 編集部 | Comments (0) | Trackbacks (0)
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