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「衝撃のチャイナリスク―北京五輪後に何が起こるのか」を日刊ゲンダイに連載中の折、「加藤さんが書かれたとおり、胡錦濤政権による腐敗、汚職分子に対する大粛清が始まったようです」と編集者から一報が入ってきました。各国通信社が一斉に銀行首脳や実業家の身柄拘束を伝えてきたからです。
ChinaLOOPはもとより、最新刊の拙著「チャイニーズリスク」あるいは日刊ゲンダイの連載において、胡錦濤総書記は政権基盤強化のため北京五輪後に腐敗分子を一斉摘発、処罰にかかると、しつこいほど書いてきたことが現実のものとなったわけです。
昨年末から年初にかけて北京の街を駆け回って得た話ですが、私の知るかぎり、日本のメディアでは誰一人として声高に予測しなかったことだけに、ちょっぴり溜飲が下がった気がします。
驚いたのは、私の予想よりも半年以上も前倒しで粛清が始まったことでしょうか。おそらく四川大地震を機に、公共施設のオカラ工事などで私腹を肥やした地方幹部や企業に対する住民の突き上げがあまりにも激しいことが、胡総書記の背中を押したものと思われます。
相次いで検挙されたのは国家開発銀行・王益副総裁と弟、上海市副市長、上海で道路王の異名をとる劉根山などで、注目すべきは、いずれも大物かつ上海閥であること。こうなると上海閥の残党が一網打尽となるのは時間の問題かもしれません。
中国政府がこの件について非常にナーバスになっているのは、関連ニュースすべてがネット上から削除されていることからも明らかです。続報が待たれます。
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