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加藤 鉱はこう見る! ~鳩山というニュータイプの登場~

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発起人より

「中国ブログ情報局・ChinaLOOP」創刊のご挨拶

 謹啓 時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
 経済面においてはこのうえなく相互依存関係が深まっている日中ですが、先の東アジアサミットでは、「日中の対立は迷惑」と他国首脳に批判されるほど、政治面では冷え冷えとした関係が続いています。
 ご案内のとおり、反日運動がかつてないほど盛り上がりをみせた昨年は、我々中国にかかわりを持つ者には忘れられない年になりました。
 日本のメディアから現地の反日運動の様子が洪水のごとく伝えられ、皆さんも逐一それら報道を注視されたことと存じます。常に違和感がありました。間違いを報道しているわけではないが、どこか腑に落ちないのです。
 たしかに暴徒と化した人々による凄まじい投石や看板の破壊は行われていました。しかし、香港、広東省のそれはほんの一握りの人たちによるものでした。我々にとっては、12億人分の数万人程度の運動であり、大きな中国のどこか遠いところの運動でしかなかったのです。周りにいる中国人たちは今までと変わらずに我々に接してくれています。
 けれども、メディアは執拗に反日デモの暴挙の映像を、あたかも中国人の総意であるかのような扱いで、繰り返し流し続けていました。これを見せられ続けた日本人は、ほとんどの中国人がデモに参加し、本気で日本企業を排斥しようとしたのかと錯覚しかねません。
 翻って、中国のメディアにも常日頃からおおいに違和感を覚えます。指摘すればキリがありませんが、例えば、テレビでは靖国神社に参拝する小泉首相の談話の「二度と戦争を起こしてはいけない、戦没者の方々に心から哀悼の誠をささげたいという気持ちだ」という部分を意図的に切り取って報道しており、こうした報道管制は戦前の日本並みと言われても仕方がありません。
 誤解を恐れずに述べれば、双方メディアは、お互いの国民が聞いたら気持ちがいい、満足するようなことだけを伝えているような気がします。「不満かもしれないけれど、現実はこうだ」と知らせないでやってきてしまったからこそ、現在の歪みを生んでしまったのでしょう。

 今、我々に本当に必要なのは、グローバリゼーションの奔流に巻き込まれながらどんどん多様化、多変化する中国の現実、なんのバイアスのかかっていない生身の中国を伝え合い、知ることではないでしょうか。
 そこで我々が考えているのが、「今現在の本当の中国を浮き彫りにする」ブログの立ち上げです。

 巷間論じられているように、昨今、あらゆる分野で台頭するブログ情報は、従来のマスメディアの役割を確実に奪い取ってきています。一歩先をいくアメリカのメディア企業は、「インターネットとの間の競争の主戦場が『コンテンツのクオリティ』ではなく『デリバリーのプロセス』に移行した現実を悟ったようです(CNET渡辺氏記事より)。
 彼らは結果的に横並びとなる全国的なニュースに関してはほとんど独自取材せず、大手通信社に委ねており、そのあたりの感覚のありようは現在の日本のメディアとはかなり隔たりがあるものの、いずれ日本も追随するのでしょう。
 つまり、昨年のフジテレビ事件でホリエモンが、「もう報道なんて不要だ!」という発言をして物議をかもしましたが、実は本当にそうした時代になりつつあるのだと思います。
 その理由のひとつには技術革新をふまえたネット環境の充実が挙げられます。加えて、現在のマスメディアは権力側と様々なしがらみがあるが故に、「権力にひるまずに伝える」というジャーナリズムの使命をまっとうできていないこともあります。本来、世の中の弱者が権力者と会話するためにジャーナリズムが存在したはずなのに、いつのまにか変わってしまったようです。
 さらにブログの可能性を述べるならば、世界中で起こっている自然災害、紛争、事件などの当事者たちの「生の声」を伝えることができます。ブログコミュニティの緊密なやりとりにより、今、当事者に本当に必要なものがなにかを知り、迅速なデリバリで現地を支えることも可能となります。そうすることにより、従来のような大手メディアと現場で支えを必要とする当事者の「上から下」という関係でなく、「横から横」の関係が築けるのではないでしょうか。
 我々が始めようとしている「今現在の本当の中国を浮き彫りにする」ブログが目指すのもそこです。「中国の生の声」を伝え合い、知ることは、従来メディアでは決して実現できない、カバーできるものではありません。それをブログならば実現できることを検証できないでしょうか。広大な中国であるからこそ、ブログはより威力を発揮できるのではないでしょうか。
 すでに多くの分野で起きているローエンド破壊を報道の世界で起こしてみませんか。
 この歴史に残る壮大なるゲームに参加していただけるよう、衷心よりお願い申し上げます。

中国ブログ情報局・ChinaLOOP発起人一同

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